ローヤルゼリーとプロポリスの違い、働き

ローヤルゼリーとプロポリスの違い、働き

ローヤルゼリーと似た食品としてプロポリスがあります。どちらもミツバチが体内で材料を合成してから分泌するものですので共通点があるように感じられますが、実際には全く異なる食品であり、ミツバチがこの二つを利用する目的も、また我々人間が健康食品として用いる際に期待できる効果も、あまり重なる部分はありません。

 

ローヤルゼリーはご存じの通り、女王蜂の餌となるゼリーです。女王蜂は働き蜂と違って花の蜜そのものを一切口にせず、ローヤルゼリーのみを摂取して成長します。そしてローヤルゼリーのみを食べて毎日大量の卵を産卵するのですから、その栄養成分の高さは想像に難くありません。ローヤルゼリーには基礎栄養素がかなり豊富に含まれており、アミノ酸20種類以上、ビタミン10種類以上、そして9種類のミネラルとさながらサプリメントのようです。栄養面で見るとビタミンBの含有量が飛び抜けており、滋養強壮効果やダイエット効果が期待できます。また、女性ホルモン様物質でありインスリン様作用も持つローヤルゼリー特有の脂肪酸・デセン酸を含み、このデセン酸は他の健康食品では代用できない特異な健康効果を複数持っています。

 

一方のプロポリスは他の蜂に食べさせるために分泌するものではなく、蜂の巣の材料となるものです。植物の成分や樹脂を材料として作られるこのプロポリスは単なる蜂の巣の建材というだけでなく、通気性が悪くなりがちな蜂の巣内部でも細菌の侵攻にさらされないように抗菌作用が強いのが特徴です。人間が健康食品として用いる場合にも、この抗菌作用や免疫力向上などを目的として摂取されています。